内容説明
マリー・アントワネットが、そっと、過激に語りかける、女と男の「愛と性」。
目次
プロローグ わたしは、哲学する女に生まれ変わりました。
第1章 結婚という「儀式」はしたものの…。
第2章 ルイ十六世の“欠陥”と、わたしの放蕩
第3章 女同士の不毛な確執
第4章 同性愛で知った至福
第5章 享楽・アバンチュール・不倫の罠
第6章 民衆の第一の敵、王妃マリー・アントワネット
第7章 生涯一度、命を賭した愛
第8章 淫婦マリー・アントワネットの裁判
エピローグ 淫らな女は不滅です。
著者等紹介
金塚貞文[カネズカサダフミ]
哲学者。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部中退。フロイト、フッサール、メルロ・ポンティなどの研究を通じて、独自の身体論を構築し注目をあびる。1990年代、フランス哲学を研究するため7年間パリに遊学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mori-ful
3
マリー・アントワネットが書いたという体の奇書。内容は啓発的。「いいとか悪いとか言う以前に、とにかく、売春という職業が存在し、売る女がいて、買う男がいるっていう歴史学、現実があるわけでしょう。(略)だったら、どうして必要なのか、それが何の役にたっているのか、そのことを考えるのが先ではないでしょうか?」「売春のある社会は、男の性欲が大手を振ってまかり通っている社会であるばかりではなく、セックスにおいて女は愛とか貞節といっあ精神性が要求され、男並みの性欲を持った女は淫乱とされ、蔑まれる社会であるということ」2025/05/23
-
- 和書
- 息子と行く山