内容説明
こんなにせつない、こんなに妖しい…1000年続く大ベストセラー!永久不変の名作を、いま、じっくり読んでみませんか。1000年前も、きのうの夜も、恋する気持ちにかわりはない。
目次
葵の上
藤壺
六条の御息所
夕顔
末摘花
朧月夜
紫の上
著者等紹介
由良弥生[ユラヤヨイ]
幼少の頃より、日本や世界の読み物文学に興味をいだき、学生時代は文学を専攻。世界各国に伝わる古典や伝承を研究している。地域をこえて共通する比喩のイメージに関心をもち、初版『グリム童話』を再現することに挑戦、ベストセラーに。当時の世相、風俗、恋愛、さらには隠された人々の深層心理を探り、大胆に再現描写するその巧みな筆致は多くの人に支持され、高い評価を得ている。著書に、『大人もぞっとする初版「グリム童話」I・II』『大人もぞっとする原典「日本昔ばなし」』『身の毛もよだつ世界「残酷」昔ばなし』がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DAIKI@ゆっくり読書中
16
再読★ 1000年前も昨日の夜も、恋する気持ちに、変わりはない―――。こちらの帯に惹かれて、十数年前に購入した本。源氏の世界に浸りたい時、先日読んだ「姫君たちの源氏物語」と合わせて再読しています。源氏を取り巻く7人の女性(葵の上、藤壺、六条の御息所、夕顔、末摘花、朧月夜、紫の上)にスポットを当てた短編集。各話の後に、著者による姫君達の心理分析コラムが、斬新で面白い。以前、瀬戸内寂聴さんの源氏物語には挫折しましたが、もっとお話をちゃんと理解したいから、大和和紀さんの「あさきゆめみし」を読んでみようかしら?2014/12/20
ハル
10
わかりやすい文体で簡素に纏められていた。原作とは違った作者の解釈なども物語に組み込まれていたのでその部分もひとつの見方として面白かった。ひとりひとりのパートの後に1ページ分の解説もあったのが良かった。2011/10/31
ず〜みん
3
図書館の本で読破。ほぼ想像で書いた官能小説という感じでどうしても読みにくくてダメだった。2019/12/07
邑尾端子
2
高校生の頃に買って読んだ本。「夕顔は物の怪に殺されたのではなく、惟光により毒殺された」説などは当時の自分にはかなり印象的で、源氏物語に様々な読み方があることを知った。久々に実家に帰省したので再読。絵が綺麗でページをめくるだけでも楽しい2014/05/23
mori
1
光源氏に愛された女性側から描いた本。源氏物語には書かれていないことを推測した部分が過分にあり、今までにないところがやや違和感も。夕顔は惟光の策略で毒殺?はちょっと受け入れにくい。推測の物語と思って読めばまあありか。明石の君がなかったのが残念。2017/12/30
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