内容説明
日本の歴史に最も大きな影響を与えた中国古典の帝王学!中国史上、明君、英主、賢帝と讃えられる君主帝王は多い。なかでも唐の太宗をその筆頭とすることは、史家に共通する意見であり、その治世を「貞観の治」とたたえる。本書は、その太宗と、これを補佐して盛世をもたらした名臣たちとの問答や言行を訳出、解説を加えたものである。人間、努力すれば、どこまで向上し得るものなのか、人と人とが心から協力し合えば、どれほどのことがなし得るのかということを、事実によって示してくれ、読む者を発奮させ、勇気づけてくれる本―それが本書である。
目次
第1章 英主太宗にこの名臣あり―「創業と守成」の極意問答
第2章 指導力―組織を強化するトップの決断・部下を動かす器量
第3章 補佐力―トップを支える右腕の頭脳と心意気
第4章 人望力―人間的魅力をつくるために
第5章 人事力―磐石の組織をきずく人事の秘訣
第6章 人材力―「六正・六邪」の大原則
第7章 内省力―「良薬」を現実に生かしてこそ名指導者
第8章 後継者育成の鉄則―そのための最高の師・最高の教育




