- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 雑学文庫
- > 三笠 知的生き方文庫
内容説明
長い忍従生活から頭角を現わし、奥州の覇権を確立した初代清衡。抜群の政治力で中央を牽引しつつ、力を蓄えた二代基衡。“天下三分の計”を戦略に、冷徹な眼力で頂点に立った三代秀衡。強大な武家政権頼朝の前に、もろくも崩れ去る四代泰衡。いま、謎につつまれた奥州百年の歴史に光をあて、その興亡の姿を浮き彫りにする。
目次
はじめに 奥州藤原四代、百年の栄枯盛衰の謎に迫る
第1章 安倍一族を滅亡させた奥州大乱
第2章 清原氏の正統をめぐる骨肉の争い
第3章 奥州の覇権を握る清衡
第4章 平泉にひびく王都建設の槌音
第5章 「東北独立王国」の象徴、中尊寺創建
第6章 中央を睨みつつ版図をひろげる基衡
第7章 平穏万全な平泉にとどく都の風雲
第8章 都の戦乱を冷徹にみつめる秀衡の眼力
第9章 鎮守府将軍秀衡の“天下三分の計”
第10章 秀衡を撃う頼朝の脅威
第11章 百年の都、平泉の最期