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内容説明
名実ともに甲信の覇者となった武田信玄は、いよいよ宿命のライバル上杉謙信と激突する。その影には信玄に戦いの要諦を教え、武将として人間としての成長を見守る軍師山本勘介の姿が常にあった…長篇歴史小説全2巻完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フミ
18
87年の大河ドラマの時期に発売された武田信玄の軍師「山本勘助」が主役の小説、下巻です。上巻では、勘助の異常な抜擢と活躍ぶりで「志賀城攻め」辺りまで描かれたのですが、下巻に入って、村上義清と本格的に激突。上田原、砥石崩れの辺りは、信州側の武将の描写がメインで「信濃の浪人が2000人集まる」など、信濃の人々の武田への憎悪が、良く伝わってきました。あと、個人的には、砥石崩れの後の「勘助と妾が、甲府の町を散歩する」辺りの話が、町の情景描写が丁寧で生き生きとしていて、とても良かったです。合戦の後の息抜きですね。2023/09/01
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