出版社内容情報
独自の理論でウォール街で異次元の成功を収めた8人の投資哲学を紹介した。
投資の神様と称されるウォーレン・バフェットや日本にも度々来日し、大きな影響力を持つジム・ロジャーズなど、世界から畏敬と尊敬を集める投資家は、何を考え、どう行動してきたのか。常勝投資家の真髄を学ぶ。
【目次】
第1章 ジェシー・リバモア
20世紀初頭のアメリカを代表する伝説的相場師。10代から株式投資を始め、独自の市場分析と大胆な取引で巨額の利益を手にした。恐慌期には空売りで莫大な資産を築くも、成功と破滅を繰り返す波乱の人生を送った。著書『欲望と幻想の市場』の主人公のモデルとして知られる。
第2章 ピーター・リンチ
米フィデリティ社の「マゼラン・ファンド」を13年間運用し、資産を約28倍に成長させた伝説的ファンドマネージャー。「自分の知っている企業に投資せよ」という実践的哲学を掲げ、個人投資家にも大きな影響を与えた。著書『ピーター・リンチの株で勝つ』は投資の古典として知られる。
第3章 フィリップ・フィッシャー
成長株投資の開拓者。企業の財務指標だけでなく、経営者の資質や技術力など“定性的分析”を重視した長期投資法を確立した。代表作『フィッシャーの超成長株投資』はバフェットら多くの著名投資家に影響を与えた。堅実で人間中心の投資哲学が特徴。
第4章 ジム・ロジャース
ジョージ・ソロスと共に「クォンタム・ファンド」を設立し、10年間で資産を40倍以上に増やした名投資家。世界各地を旅しながら経済や市場の動向を見極める“現場主義”で知られる。コモディティや新興国への先見性にも定評があり、著書『冒険投資家ジム・ロジャース世界を行く』が有名。
第5章 ジョージ・ソロス
ハンガリー生まれのヘッジファンド創設者。通貨投機で巨額の利益を上げ、特に1992年のポンド危機では「イングランド銀行を潰した男」として世界を驚かせた。市場心理を読み解く「再帰理論」を提唱し、投機と哲学を融合させた独自の思考を持つ。慈善活動家としての顔も持つ。
第6章 ウォーレン・バフェット
「オマハの賢人」と呼ばれる現代最高の投資家。恩師ベンジャミン・グレアムの価値投資を発展させ、企業の本質的価値に着目した長期保有を貫く。バークシャー・ハサウェイを率いて世界屈指の富豪となり、投資家の模範として尊敬を集める。質素な生活ぶりも有名。
第7章 ピーター・ティール
ペイパル共同創業者で、Facebook初期の投資家としても知られるシリコンバレーの異才。テクノロジーと哲学を融合した独自の視点で未来を読み解く。著書『ゼロ・トゥ・ワン』では、競争よりも独創性を重視する思想を展開。ベンチャー投資の新しい形を提示した。
第8章 レイ・ダリオ
世界最大級のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」創業者。データと原則に基づく徹底的な分析を重視し、経済循環を読み解くマクロ戦略で知られる。著書『プリンシプルズ』では成功哲学と組織運営の原理を体系化。理性と規律を重んじる投資家として高く評価されている。



