内容説明
熊本地震からすでに3年が経つ。時の経過とともに人々の記憶が叙々に薄れていく。このままでは、あの苦しい体験が風化していく。記憶を記録として書きとどめ、後世の人々に伝えなくてはならない。地震災害の体験を通じて培われた社会福祉施設の教訓は、きっと多くの同様の施設にも役立つことだろう。
目次
第1章 熊本地震の教訓(地震の報道の在り方;公的機関の情報収集 ほか)
第2章 多様性が求められる社会福祉施設(災害対策を始める前に必要なことは何か;発災時に必要なスキル「日々の連携」 ほか)
第3章 リアル+バーチャルの最強コンビ(福祉と防災フェア2017in一宮;災害想定ゲーム『KIZUKI』の魅力 ほか)
第4章 新たな展開へ(2年目のあいち・なごや強靱化共創センター研修会;新たな組み合わせ ほか)
第5章 日本福祉防災楽会の姿(日本福祉防災楽会の設立;日本福祉防災楽会が目指すもの ほか)
著者等紹介
吉本洋[ヨシモトヒロシ]
社会福祉法人恵寿会。老人総合福祉施設グリーンヒルみふね施設長。熊本県御船町社会福祉協議会理事、御船町観光協会理事。1971年大分県生まれ。1996年株式会社ファミリーマート入社。2002年社会福祉法人恵寿会入社。2008年同法人グリーンヒルみふね施設長就任。2019年日本福祉防災楽会会長就任。熊本地震以降、全国で被災体験講演を実施する。現在は、報道では伝わることのない福祉施設での実際の対応を県内外に発信し、備災文化の普及に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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