内容説明
元全特会長が、国民を不幸にする「郵政民営化」の正体を暴き、そこに潜む改悪のシナリオを論破。中央と地域社会のあり方、公共の福祉と国民生活を真正面から論じた。
目次
第1章 「郵政民営化」の過ち!?―その疑問に答えます(郵政事業に多額の税金を使っている?;郵便局は固定資産税を払っていない? ほか)
第2章 「特定郵便局」が不要なはずはありません(原初「民活」だった郵便取扱所のネットワーク化;郵便取扱役の滅私奉公があったればこそ… ほか)
第3章 「公共サービス」のあり方を問う(公益事業は、民業でも可能なサービスでしょうか?;そもそも郵政事業は、国がやるべき公共サービスです ほか)
第4章 郵政を民営化しない先に明日の日本あり(事は、経済や財政の問題ではないのです;大きく様変わりしようとしている日本の「地域社会」 ほか)
著者等紹介
田中弘邦[タナカヒロクニ]
大正15年(1926年)、新潟県上越市生まれ。旧制麻布獣医専門学校(現、麻布大学獣医学部)卒業後、21歳で家業の造り酒屋「田中酒造」を継ぐ。同じく曽祖父の代から職を預かる特定郵便局(谷浜郵便局)の局長となる。以降、局長職を46年にわたって務めるなか、信越特定郵便局長会会長、全国特定郵便局長会会長を歴任。現在、全国特定郵便局長会顧問、上越商工会議所会頭、上越観光コンベンション協会会長の要職にあるほか、田中酒造(株)、東菱物産(株)、リフレ上越山里振興(株)、エフエム上越(株)の代表取締役社長でもある
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