内容説明
本書は航空技術と自動車技術を制御の立場から概観し、その共通点あるいは相違を明らかにし、両分野の融合を目的としたものである。
目次
第1章 ビークル制御(ビークル制御とヒューマンオペレータの役割;機械式操縦からフライバイワイヤ、ドライブバイワイヤへ ほか)
第2章 運動の記述(航空機と自動車の運動における共通点および相違点;航空機の運動 ほか)
第3章 適用可能な共用制御理論(乗り心地改善と外乱抑止のためのフィードバック制御;性能(機敏性)改善のためのモデルフォロイング制御 ほか)
第4章 航空機の制御系設計(基本飛行制御系;高性能飛行制御系)
第5章 自動車の制御系設計(運動性・安定性の向上;運転支援と自動走行 ほか)
著者等紹介
金井喜美雄[カナイキミオ]
1969年名古屋大学大学院博士課程(航空工学専攻)修了。防衛大学校名誉教授・日産自動車株式会社技術顧問・日本大学生産工学部非常勤講師・川崎重工航空宇宙カンパニーテクニカルアドバイザ(工学博士)
越智徳昌[オチヨシマサ]
1985年東京大学大学院修士課程(航空学専攻)修了。防衛大学校航空宇宙工学科助教授(博士(工学))
川辺武俊[カワベタケトシ]
1984年早稲田大学大学院修士課程(物理学および応用物理学専攻)修了。日産自動車株式会社総合研究所電子情報研究所(工学博士)
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