内容説明
本書には、使用目的に応じて同じ処理を行う場合でも、方法や条件を変えて行う必要性があることを、材料技術者の立場から例を挙げて述べた。本書は、材料技術者の立場から企業現場で摩擦、摩耗対策を検討する機会の多い読者諸氏のために、仕事のうえでお役に立てるようにと書かれたものである。
目次
1 トライボロジーの基礎
2 摩耗に影響を及ぼす基礎的因子
3 化合物層の生成と摩耗
4 鋳鉄のトライボロジー
5 非鉄合金のトライボロジー
6 焼結材料のトライボロジー
7 合成樹脂のトライボロジー
8 摩耗試験
著者等紹介
竹内栄一[タケウチエイイチ]
1923年、東京に生まれる。1950年10月より1980年7月まで、東京都立工業奨励館に勤務。耐摩耗性の改善を目的として各種機械材料の表面改質処理の研究を行う。就中、鋳鉄の摩耗に興味を持ち、その摩耗機構の解明と機能材料としての耐摩耗性改善のための表面処理の研究により、1973年3月、名古屋大学より工学博士の学位を受ける。最近は、アルミニウム合金の耐摩耗性改善を目的とした表面複合処理の実用化研究を行っている
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