感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寧々子
13
1862年にロンドンで開催された万国博覧会。その成果を残す目的で作られた図版から、選りすぐった作品を掲載しているため、ページを気ままにめくるだけで、歴史がぐわっと迫ってくる。これ一冊で、様々な国の工芸品が眺められるのもよかった。とくに気に入ったのは、ブックカバーと磁器製時計。繊細な細工が施されたブックカバーには、何ともいえない魅力がある。どのように利用するのか、どんな風に作られているのかなどをもっと詳しく知りたい。磁器製時計は本当に素敵なので、機会があったら見て頂きたい。この本異様に安かった。300円也。2009/07/07
shou
4
1862年のロンドン万博の選りすぐりの千点を集めた図版より、一部を収録。元がヴィクトリア女王の命令による編纂なので英国作品が中心。蔦飾りで装飾されたハサミやブックカバーなども。世紀末美術が沸き起こる少し前、当時最高とされた品々を知ることができる。フルカラーだけども、文庫サイズなので見開き部分が見辛いのが残念。2014/01/07
歩月るな
3
美術館を歩くような気分で。ブックカバー・鋏・ピストルなどがお気に入り。卓上噴水などもおもしろい。2015/09/03
moleskine_note
2
ちょっとしたフォトブックのような本。 300円ちょっとでスゴく安い。 時折参照したくなるようなできの1冊。2012/06/19
hisaos
1
1862年の第3回万国博覧会の巨大なカタログの抜粋。解説文らしい解説文はほぼ無く、当時世界各国からロンドンに集められたさまざまな工芸品の図版が並ぶ。パラパラめくって色とりどりの工芸品が流れていく様を楽しめる。2015/02/09