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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
46
左ページで手紙の原紙(カラー写真)、右ページにその翻訳と解説という構成で、95通100人のアーティストの手紙が紹介されている。筆跡を眺めるだけで、ミケランジェロの几帳面、ゴーギャンの神経質、ピカソの大胆、マネの親切などが見えてくる。また、本職の画家たちが手紙に添えたイラストは流石に味がある。著者のバード氏は「ゴッホはなぜ星月夜のうねる糸杉をえがいたのか」でも感じたが、断片的な記述が羅列されているだけという不満が残る。何故この手紙を選んだか、そのアーティストの何を主張したいのか、著者の意図が伝わってこない。2020/04/18
夏
25
この500年の間に交わされた、100人のアーティストの手紙を垣間見ることができる本。アーティストなら分野を問わずなのかと思って読み始めたのだが、ほぼ画家の私信だった。チャプターは8つにわかれていて、家族や友達、アーティスト仲間、パトロンや支援者、そして恋人へなど、送る相手は多岐にわたる。100人もの手紙があれば、当然知らない人もいるわけで、この本をきっかけにもっと知りたいと思う画家にも出会えた。例えばドロテア・タニング、ウィンスロー・ホーマー、ポール・ナッシュなど。もちろんピカソなど有名人の手紙もある。2024/02/13
ふう
10
乱暴に言っちゃうと、有名人から有名人への様々な内容のお手紙。面白い企画だと思うけどとにかく読みづらい!途中からもう「誰から誰への手紙で、ああこういう感じなのね」とざーっと流し読み(というか流し見)。手紙の送り主と送られた相手がどんな人かももう少し詳しく教えて欲しかった。2020/07/20
ふじこ
6
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、レンブラントといった何百年も前の人たちの手紙が残っているってすごいことですね。2020/07/01
ganesha
5
15世紀のダ・ヴィンチから1995年のシンディ・シャーマンまで、500年の間の作家100人の私信を集めた一冊。作家同士のやりとり、恋人や家族への手紙、旅先からのものなど8つのテーマに分け、作家と手紙の内容をそれぞれ紹介している。バーン=ジョーンズの梟のイラストとロスコによるお悔やみの手紙、コーネルからデュシャンへの手紙が印象に残った。コーネルとジョン・レノン夫妻が親しかったとは。2020/09/08