内容説明
桂歌丸師匠からもらったグリーンピース!?亡き父・柳亭痴楽師匠にちぎられた耳たぶ。心を通わせた恋人、シェリーとの悲恋物語。深夜に漁った自動販売機で大金持ち!―などなど父、家族、友人、師匠、仲間たちとの抱腹絶倒の仰天エピソードが満載!!
目次
第1章 「ま」前を向いて歩こう
第2章 「く」苦労は明日の夢になる
第3章 「ら」楽に生きたきゃ楽をしろ
第4章 「ば」バレても末に会わぬとぞ思ふ
終章 「な」為せば成る為さねばならぬことばかり
特別収録 澤邊家座談会 もうひとつの「まくらばな」
著者等紹介
柳亭小痴楽[リュウテイコチラク]
1988年東京都生まれ。2005年10月二代目桂平治(現:桂文治)へ入門。「桂ち太郎」で初高座。2008年6月、父・柳亭痴楽の門下に移り「柳亭ち太郎」と改める。2009年9月、痴楽没後柳亭楽輔門下へ。同年11月、二ツ目昇進を期に「三代目柳亭小痴楽」となる。2013年、落語芸術協会所属の二ツ目で構成されるユニット「成金」を、昔昔亭A太郎、瀧川鯉八、桂伸三、三遊亭小笑、春風亭昇々、笑福亭羽光、桂宮治、神田松之丞、春風亭柳若、春風亭昇也と共に結成。2019年9月下席より真打に昇進(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちぃ
23
小痴楽さん、お父さん大好きだなー(笑)。お母さんもスゴイ(笑)45ページの写真はきっとハウステンボス! 真打になってからまだ生で聞けてないので、早く聞きに行きたいなー。2021/05/22
ののあ
9
落語が好きなので。内容はイキってんのか、彼は生粋の江戸っ子なのでこれが粋なのか私には分かりませんが、小痴楽師匠が落語に対して真摯な事は間違いないです。2021/05/26
西澤 隆
8
「田舎者」にとっての落語家のイメージは例えば古谷三敏「寄席芸人伝」のような枯れた人情話の手触り。でも実際には昔からお行儀よい客がうなるだけではなくみんながやいのやいのいいながら聞いてきた噺なわけで、小痴楽さんの話しもピアスいっぱいチビでも大喧嘩暴走族に金属バット(これはオヤジか(笑))とたぶん傍らにいれば笑えないかもしれないコト満載。なのにちゃんと「いい話」な風情で伝わってくるあたりが落語という芸の懐の深さなのだろうなとも思う。目次の「一部脚色誇張表現が含まれます」は編集の安全策かそれともシャレか(笑)。2020/06/05
ぽん
4
町内の若い衆を地でやっていけそうだなあ、と思っていましたが、本を読んでなるほと、と納得出来ました。波乱万丈なんだな。真打口上披露でも思ったけど師匠達との関係性が愛されてるんだな、と。痴楽師匠の落語を聴いてみたかったなあ。2019/12/18
vannie
3
親子愛、友情、師弟愛。乱暴な中にも愛が所々に溢れていて、心が温かくなった。小痴楽さんの率直な人柄故の人望なのだろう。そんな彼がコテコテの古典をやるのだから面白いな。是非一度高座を拝聴してみたいです。2020/02/16