内容説明
学者から転身、ストーンズ、マイケル・ジャクソン、マドンナ、U2ら大物外タレからM・タイソン、NFL、NBAなど国際スポーツ興行の招聘交渉を手掛けてきた伝説的来日仕掛人、「ドクター・K」。ソニー執行役員米国本社エグゼクティブ・バイス・プレジデント、日本テレビ放送網国際局顧問、TBSメディア総研社長、東京ドーム取締役、国際テレビ・アカデミー財団理事、インディアナ大学テレコミュニケーション学部教授など、四半世紀に渡り世界を股にかけ、多岐多様な経歴を持つ男、現ワシントン州立大学メディア経営学教授が、その豊富かつ貴重な体験を基に、エンタテインメント・ビジネスの真髄に迫る。
目次
第1章 二〇〇六年秋のマドンナ・ツアーは歴史的な快挙
第2章 初仕事はローリング・ストーンズ―アーティスト招聘の実際
第3章 米エンタテインメント界を変えた四人のプロモーター
第4章 契約書作成の肝は何か?
第5章 興行ビジネスの収支と構造
第6章 ユダヤ人ビジネスマン攻略法
第7章 米国人弁護士との契約を成立させるために
第8章 エンタテインメントとカジノ
第9章 劇的変化を遂げるアジアのエンタメ・ビジネス
第10章 「エンタメのプロ」が育たない日本の危機
著者等紹介
北谷賢司[キタタニケンジ]
ワシントン州立大学コミュニケーション学部放送学科卒業。ウィスコンシン大学大学院にてテレコミュニケーション法、経営学を履修。修士号と博士号を取得。ワシントン州立大学助教授、インディアナ大学テレコミュニケーション経営研究所副所長を務めながら、日本テレビ放送網顧問として海外番組販売。TBSインターナショナル上席副社長、TBSメディア総合研究所社長を務め、TBSオランダの設立を企画。1987年から後楽園スタヂアム顧問を兼務。その後、東京ドーム取締役兼米国法人社長として12年間、同社の自主興行事業を担当。1999年にソニーにスカウトされ、同社顧問に就任。同社執行役員兼米国本社エグゼクティブ・バイス・プレジデントとしてストリンガー現会長の下で北米グループ企業のマーケティング統括責任者。2004年、帰国。ソニー株式会社エグゼクティブ・アドバイザーを経て、ぴあ株式会社取締役、東京ドーム株式会社エグゼクティブ・アドバイザー、株式会社オークローン・マーケティング最高顧問、国際バレーボール協会会長顧問を兼務。現在、ワシントン州立大学コミュニケーション学部メディア・マネジメント学教授として、毎週、東京からビデオコンフェレンスで講義を行うほか、インディアナ大学経営学大学院上級顧問、インターナショナル・テレビジョン・アカデミー財団理事も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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