内容説明
奇才・鶴屋南北が、男女三人の運命を鋭く描き切った問題作「桜姫東文章」の、初演以来初の通し上演が国立劇場で実現。折しも国立国会図書館で初演台本の写本が発見され、それを参考にして台本作りが進められました。以降続く「桜姫東文章」ブームの先駆けとも言える公演の全記録です。補綴の郡司正勝以下、守田勘弥、坂東三津五郎、中村雀右衛門らの出演俳優陣が一丸となって甦らせた伝説の舞台の全貌が明らかになります。
目次
公演情報
配役一覧
解説
あらすじ
主な登場人物紹介
発端 江の島稚児ケ淵の場
序幕(第一場 新清水の場;第二場 桜谷草庵の場)
二幕目(第一場 稲瀬川の場;第二場 三囲の場)
三幕目 岩淵庵室の場
四幕目 山の宿町権助住居の場
大詰 三社祭の場
邦楽連名
随談抄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
筋書屋虫六
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コクーン歌舞伎「桜姫」の予習、万全です!2009/07/05
nightowl
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お坊さんの心中相手がお姫様として生まれ変わったらしい。女郎にまで身を落とす彼女が辿る波乱の人生。シネマ歌舞伎( https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/sp/lineup/ )の予習に読む。写真付きで注釈もシンプルながらかなり分かり易い。確かに台本だけ読むとかなり大味な展開。しかし、役者陣の色気で物語が立ち上がる見事さを感じられると思う。個人的には小悪党の残月・長浦コンビが漫才コンビ風で可笑しい。アングラでも受けが良いそう。現代芝居のテンポではどうなるか気になる。2022/04/29




