内容説明
ドイツ・ワールドカップ出場を目指す日本代表の指揮官を任されたジーコ。2002年7月の就任以来、その戦いに対して批判と疑問も出てきた。だが、ジーコは自らの哲学と選手との絆を信じ、その歩みを止めない。ジーコは日本代表監督として何を考え、何を決断してきたのか。ドイツに照準を合わせる「監督ジーコ」がすべてを語る。
目次
第1章 監督ジーコ、語る
第2章 ジーコヒストリー(人間ジーコ;友人が語る「人間」ジーコの素顔 ほか)
第3章 監督ジーコが見た日本代表の現在(期待;困惑 ほか)
第4章 ジーコが見たワールドサッカーの潮流(フィジカル;世界とのつながり ほか)
第5章 ジーコが綴る「ジーコの日常」(スピード;理屈なし ほか)
著者等紹介
ジーコ[ジーコ][Zico]
本名・アルツール・アンツネス・コインブラ。1953年3月3日、ブラジル・リオ・デ・ジャネイロ州キンチーノ生まれ。13歳のときにフラメンゴのユースチームに入団。身体が小さいことを懸念されたが、肉体改造に取り組み克服。18歳でトップチームに昇格し数々のタイトル獲得に貢献した。ブラジル全国選手権の優勝は4回。さらに81年にはリベルタドーレス杯、トヨタカップに優勝し世界ナンバーワンの栄冠に輝く。22歳でセレソン(ブラジル代表)に選ばれ、ワールドカップには78年アルゼンチン大会から3度にわたって出場。なかでも82年スペイン大会では「黄金のカルテット」の一員として活躍。海外ではイタリアのウディネーゼに2年間在籍し、91年に日本リーグ2部の住友金属と契約。Jリーグで鹿島アントラーズを初代ファーストステージ優勝に導く。94年41歳で現役引退。鹿島アントラーズ、ブラジル代表のテクニカル・ディレクターなどを経て02年7月、日本代表監督に就任
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