内容説明
「明治、大正、昭和と、小さな日本人は頑張って、今日のような世界で名誉ある地位を築いてきたんだ。あの小さな野州山は、今の日本人に頑張れよと力を与えてくれたような気がするよ。彼はきっと相撲の神様なんだ」婦人が涙を指で拭き取ってから言った。「そうね。大正時代の小さな大横綱よね」そんな感動的な大相撲だった。取り組み時間は十三秒。それは、力を出せるだけ出した精一杯の野州山最期の大相撲だった。破竹の58連勝の陰に秘められた歴史が、今、解き明かされる。
著者等紹介
加藤光司[カトウコウジ]
昭和31年栃木県生まれ。専修大学文学部人文学科卒業
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