内容説明
ダイヤはダイヤでしか磨けない。人間も人間によってしか磨く事ができない。教師は、人間同士が磨き合える場をつくるのが仕事、とつくづく感じる。そんな思いを、旅先で綴ったエッセイ集。
目次
第1章 「育てる」という事について振り返る(「大人はずるい」から「こんな大人になりたい」へ―プラットホームの白線と特急料金の払い戻し;否定より肯定―地元の汽車に乗るミニ旅行;教師(大人)は礎―タクシーに乗って
「偉い」と「偉そうな」の違い―東京ステーションホテル ほか)
第2章 具体的な実践例(愛着を持てる作品づくり―旅先で購入する自分向けのお土産;利き(聴き)分け―利き酒ならぬ利きリンゴジュース
リズム打ちの指導―海軍の「合調法」
その時点の最高で―くろよんダムの宿 ほか)
著者等紹介
芳賀均[ハガヒトシ]
文教大学教育学部初等教育課程音楽専修卒業。音楽および人生について伊津野修・田村徹・田中純・峯村操の各氏に師事。初めての北海道一周旅行をした際に、冬の鉛色の空に圧倒され、「このような所で生活する事は人生の修行になる」と考え、渡道。本土最北端の宗谷管内で教師となる。浜頓別町立浜頓別小学校を経て同町立頓別小学校教諭
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