内容説明
15世紀半ば、足利尊氏が京都に室町幕府を開いてからすでに100年以上の時が経過していた。本作品は地方行政の要の一つとして置かれた鎌倉府の長官、関東公方・足利成氏と、その補佐役である関東管領・上杉憲忠を中心に繰り広げられる、権謀術数渦巻く人間ドラマである。史実を丹念に調べ上げ、歴史の表舞台に登場することが少ない人物を巧みに造型した手腕は見事。歴史通にも是非薦めたい1冊。
著者等紹介
坂田祐樹[サカタヒロキ]
1960年生まれ。日本大学文理学部卒業。千葉県流山市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。