内容説明
「今から皆殺しにされるのだ」旧満州から母国日本への遙かな絶望的な道のり。死と隣り合わせの慟哭の日々。孤児として引き揚げた著者による貴重な記録。
目次
1 実母の病死
2 遙かなる大陸
3 花園国民学校入学
4 真夜中の照明弾
5 軍人家族集結
6 集団脱走
7 新香坊収容所
8 引き揚げ行軍
9 希望の船出
10 実母の実家・四国高松へ
著者等紹介
柴原喬[シバハラタカシ]
1937年(昭和12)、旧満州国奉天市に生まれる。1946年(昭和21)、内地へ引き揚げ。1956年(昭和31)、大阪市立都島工業高校電気科卒業。1958年(昭和33)、和歌山大学学芸学部入学。5月、父殉職により、三栄鉄工(株)再就職。同大学除籍。1962年(昭和37)、日本アイ・ビー・エム(株)カストマーエンジニアとして、大阪営業所、八重洲営業所勤務。1972年(昭和47)、同社人事、製造部門のラインマネージャーとして野洲事業所勤務。1993年(平成5)、同子会社(株)CSTS野洲リペアセンター所長就任。1997年(平成9)、同社定年退職
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