内容説明
巡洋艦「鳥海」暗号員は、かく海戦の戦火を目撃していた。戦史の生き証人として、史実に載らぬ一真実の活写に賭けた老兵の魂。戦史遠しと言えど、久遠に偲ぶべし、在天の英霊に捧げる鎮魂歌。
目次
満州事変の頃
海軍志願
海軍兵士の教育、訓練
二・二六事件の頃
支那事変勃発の頃
太平洋戦争の開戦前夜
連合艦隊、臨戦態勢に入る(重巡「鳥海」乗組となる)
連合艦隊、開戦配備に就く(「鳥海」第一南遣艦隊旗艦となる)
新高山登レ
山下兵団マレー半島上陸成功〔ほか〕
著者等紹介
白井亀雄[シライカメオ]
大正8年、栃木県生まれ。昭和10年、海軍通信学校普通科卒。海軍電信員として艦隊勤務。昭和14年、海事通信学校高等科にて「暗号課程」修得。以後、暗号員として終戦まで暗号業務に従事。昭和20年、マレー半島の一角にて終戦、抑留
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