内容説明
『故郷の空』を忘れずに生きたい。昭和六年からつけた七三冊の日記帳から醸し出されるしみじみと味わい深い人生。
目次
小説 牛
「あさくさのしるこや」と金原敬先生
一の俣温泉と井上円了の額
ツタンカーメンのえんどう
旧かなもどきのかなづかい
さこんたの話
紀行三題―昭和十三年の日記より
修善寺にて
俳句 四季のうつろひ
わが生いたちの記
私の日記
著者等紹介
松井芳人[マツイヨシト]
1918(大正7)年山口県殿居村(現豊田町)一の俣に生れる。1935年国鉄就職(常磐線高萩駅)。1939~1940年日中戦争で臨時召集。1943年専検合格。1947年浜松工業専門学校卒業。以後国鉄本社、広島鉄道管理局、安藤電気(株)を経て1986年(社)鉄道通信協会を退職(68歳)。以後1999年まで「寒雷」同人中村路子氏に師事。現在大田区在住
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