出版社内容情報
瀬戸加奈は高校３年の新学期に、静岡から東京・世田谷の希望学園高校へ転校した。その初日、加奈は３列目の前から３番目の席に座らされた。その時、加奈はクラス全員の冷たい視線を感じた。その席に座った生徒は……。『リアル鬼ごっこ』で鮮烈なデビューを飾り、第2作『@ベイビーメール』でその実力が高く評価され、現在最も注目されている若手作家の山田悠介が放つ学園ホラーサスペンス第３弾！ 不安、無気味、悪寒、驚愕に包まれて、あなたも山田ワールドの虜になる！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eeko
13
ﾀｲﾄﾙからして学校の怪談話かﾅ～と思ってましたが･･･ひとを圧倒的に支配する力やその席をも支配しようとする異常愛が気味悪いながらも好みの分野でした。ｻｽﾍﾟﾝｽ風でどちらかというと地味に淡々としていて大きな波は感じられませんでしたがﾗｽﾄの微妙な展開に､､､ん??? ｻﾗｯと読みやすかったﾃﾞｽ(^^)/2016/03/04
yumi
7
一気に読んでしまいました。怖い内容ですが軽く読めます。2014/10/13
林檎依存症
5
父親の転勤に伴い転校してきた加奈は、クラスで妙な雰囲気を感じる。彼女が座った席は、"呪いの席"といわれ、そこに座った生徒は皆、不幸になっていたのだ。そして例外なく、彼女にも被害が及び――。ホラーかと思いきや嫌がらせの話。最初の、加奈の能天気さこそが怖い。噂聞いたら、普通ちょっとは気にするよね…？先生が救い。ああいう熱血(?)の教師は、繊細な悩みをわかってくれなかったり、短絡的な行動をして自滅するのが相場だけど、彼はちゃんと加奈の支えになってた。全体的には真相も読めたし、結末もちょっと…う〜んという感じ。2012/11/30
柴犬さん
4
なんか疲れたときに山田さんの作品見るといい感じでガスが抜ける。この作品もそう。やれやれ、今回もオチが弱いじゃん。ははは・・・・さ、頑張るか。って2012/10/01
a3h2m3-723
4
山田悠介さんの初期作品。犯人は途中で分かりましたが、どんどんエスカレートしていく内容はなかなかです！2012/08/27
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- 和書
- 明治期グリム童話翻訳集成
