内容説明
壮絶ながん治療を受けながらも、がんとの共生を余儀なくされた謙一。豊かな生、そして死について懸命に模索し、見つけたもの―幸せな死とは?『道』に続く著者渾身の第二弾。
著者等紹介
内村仁三[ウチムラジンゾウ]
本名・田中省三。昭和20年八王子市に生まれる。昭和44年群馬大学医学部卒業。昭和54年医学博士。昭和63年日本内科学会認定内科医。平成2年日本リハビリテーション医学会認定臨床医。平成4年内科医院開設。平成12年内科医院閉院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Midori Nozawa
11
またこの本を読みました。実兄の書いた本です。「道」の続編です。銀行員50代が腎細胞癌が分かってから受けた治療。その成果と薬の副作用。兄からじかに聞いていたことが多いので、本書はすんなり頭に入ります。「道」の時と同様、兄への憧憬を深くしました。生きることは数々の困難があります。老年となった私は骨折による入院もありました。快復に向けて、体を慣らしながら、兄が残してくれた言葉を味わい、ひとときを過ごしています。2003年に58歳でこの世を去りました。2023/07/22
Midori Nozawa
6
壮絶ながん治療を受けながらも、がんとの共生を余儀なくされた謙一。豊かな生、そして死について懸命に模索し、見つけたもの―幸せな死とは?『道』に続く著者渾身の第二弾。 兄がペンネームを使って書いた本です。生と死、医者として患者として二つの世界を描いています。13年前に他界した兄はこの本の中で今も生きています。
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- 和書
- 月光の東 新潮文庫