内容説明
都会で生活するサラリーマンの妻にあこがれ、結婚。長男である夫と姑との生活が始まる。その後、夫は鉄鋼下請け業を始め、その仕事を手伝うようになる。日々経済的に苦しい生活のなか、つねに前向きな姿勢を忘れず、仕事に取り組んできた。そして試行錯誤の末、改良型溶接専用機を考案し、おかげで仕事の能率が上がり、収入も増えていく。高度経済成長の下、中小企業の生き残りをかけて、知恵と工夫と、懸命な努力で、時代を生きた女の半生の記録。
目次
1章 春の訪れ
2章 本家の嫁
3章 故郷を思う
4章 夫の再出発
5章 ひらめき
6章 順風に乗って
7章 知恵と工夫の日々
8章 特注の大黒柱
9章 我慢から実りが
10章 「働く」ということ
著者等紹介
中本静子[ナカモトシズコ]
1939(昭和14)年、岐阜県瑞浪市に生まれる
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