内容説明
戦前の朝鮮半島で青春時代を過ごした著者が、為政者の思惑とはかかわりのない庶民の偽りのない愛と心の交流を情感豊かに、日本語本来の美しさと奥深さで描いた歴史的証言とも言える作品。
著者等紹介
前田とも子[マエダトモコ]
1920年、朝鮮慶尚南道で生まれる。釜山実践女学校(商業学校)卒業後京城日報金海支社、平壌陸軍兵器補給廠に勤務。引き揚げ後地方紙の編集手伝いをしながら、エツセイ、短編小説などを発表する
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