内容説明
わたしと家政婦は肉体関係を持ち、そのめくるめく官能の世界に耽溺していき、愛が深まるとともに彼女の亡妻へのジェラシーも深まってきて、彼女の心の変化を持てあますようになる。彼女には、何か意図があるのか。愛欲と疑惑に包まれているわたしの家を、突然、亡き妻の双子の妹が訪れ、想像を絶する姉妹の話を聞かされる…。
著者等紹介
菊池英也[キクチヒデヤ]
1958年、宇都宮市生まれ。千葉市在住。青山学院大学文学部卒業。在学中に同人誌発行。卒業後も専門紙新聞編集のかたわら創作活動を続ける。2002年3月『眠りの恋人あるいは妻』(短編集・文芸社)刊行。文章・主題・構成とも目を瞠るものがあると各方面から賞賛される。ミラン・クンデラ、ルイス・ボルヘス、ガルシア・マルケスらの影響を受ける
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