内容説明
日本の人には難解な聖書の世界を、大胆な試みとやさしい語り口でつづった「聖書ものがたり」第1巻。著者は、日本史からの事例(家康、竜馬など)を随所に引用しつつ、アブラハムからイサク、ヤコブ、ヨセフの四代にわたるヘブル人の歴史を解説している。読者は、聖書が聖人列伝ではなく、現代人となんら変わることのない平凡な人々と神(ヤハウェ)とのドラマであることを発見されるであろう。
著者等紹介
中川健一[ナカガワケンイチ]
1947年生まれ。大阪府出身。1970年一橋大卒。6年間のサラリーマン生活の後、米国トリニティ神学校留学、同校卒。1986年、福音テレビ放送団体『ハーベスト・タイム・ミニストリーズ』を設立。現在、ハーベスト・タイムは週1回、日本全国14局、米国4局で放映中。月刊デボーションガイド「clay(クレイ)」の執筆も行なっている。イスラエルには過去30数回訪問し、聖書の世界を探究し続けている。ハーベスト・タイム・ミニストリーズ理事長
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感想・レビュー
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だいだい(橙)
11
借りて読んだ。正直、本が重すぎる。家にいる時間はほとんどないから、物理的に、読めない。それでも飛ばし飛ばし読んだ。キリスト教は理解不能だなと思った。いや、この時点ではユダヤ教か。特に現代女性にとっては、あまりに時代が昔過ぎて、共感しづらい。伝統的な宗教はすべからく女性の権利を認めていないので、これがオリジンだといわれると・・・
デビっちん
10
難解な聖書をわかりやすく解説した歴史小説。本書は、聖書全体の時間軸を起承転結とした場合の起の部分の聖書物語。起の部分をアブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフとさらに起承転結で進行していく文章構成。主な登場人物の行動と心理描写、ヤハウェを中心とした舞台裏、日本史からの事例といった複数の切り口から見ていく視点で、思考の幅が広がった。旧約聖書の預言者たちの役割は、「選民意識」というツボで、屈折した精神性をを強制することにある。欺きは刈り取りの報いがあり、こちらの用意ができたら、欲しいモノは与えられる。いやー面白い。2015/12/20
anri0912
0
母がクリスチャンなので、母の本棚から拝借してきました。 とても読みやすいです! 聖書を全く読んだ事がない方でも 楽しんで読めるのではないでしょうか。
Ryou Honna
0
聖書、マンガ、小説と3通り読むことでやっと誰がどこで何をしたかが頭にはいってきました。2015/01/31
クロちゃ(もっち)
0
単に聖書読んだだけでは分かりにくい聖書の意味とツボがよくわかる。本書を読んでキリスト教に対する誤解が解けた。テンポ良く、ストーリーも分かりやすく、日本史上の人物に例えるなど、まさに「日本人に贈る」「ものがたり」だった。タイトルに偽り無し。