内容説明
日本を代表する著名な社寺建築家で、数々の文化財保存に携わってきた佐々木嘉平氏が、半生をかけて全国の代表的な社寺を回ってスケッチした文様の中から約450点を選定し、蟇股、虹梁、木鼻・肘木、大瓶束、笈形、懸魚など15項目に分類して掲載。全国の代表的な社寺を回ってスケッチした社寺装飾文様集。
目次
日本建築の文様について
蟇股
虹梁
錫杖彫
木鼻・肘木
大瓶束
笈形
懸魚
兎毛通し
瓦
格狭間
引手金具
四葉・六葉金具
欄間
錺金具
その他
原本の抜粋
佐々木嘉平先生のこと
著者等紹介
佐々木嘉平[ササキカヘイ]
明治22年、宮大工の棟梁家4代目として富山県に生まれる。3代目の父に指導を受けながら、独学で技術・知識を身につける。3代目について京都の東本願寺山門の造営に従事。以後、浄土真宗本山興正寺阿弥陀堂および山門の再建、能登にある日蓮宗大本山妙成寺五重塔(国宝)復元、鎌倉の臨済宗大本山建長寺仏殿勅使門復元、浅草の浅草寺観音堂(本堂)修理、東京・東村山の正福寺地蔵堂(国宝)復元、ブルーノ・タウト設計の熱海市の日向邸建築、東京・目黒の円融寺釈迦堂(重要文化財)修理復元、神奈川県鶴見の曹洞宗大本山鶴見総持寺大祖堂、三門の新築工事に携わる。昭和58年5月2日死去
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