内容説明
信仰心が薄れつつある日本人が、唯一「宗教」と直面する場、葬儀式。よくわからないため、取りあえず形式通りに行われがちな葬儀式を例に、時代の変化に沿った意味ある宗教儀式と、宗教本来の目的を再考した、新しく且つ、わかりやすい、21世紀型宗教の名論。
目次
第1章 宗教儀式の実態と変遷(葬儀式と法要について;私が子供の頃に体験したこと ほか)
第2章 日本の宗教と歴史的背景(神道と日本の神話;神道と黄泉の国 ほか)
第3章 宗教儀式の起こりを探る(末期の水;枕経 ほか)
第4章 新しい宗教儀式の在り方(高齢者の悩み;葬儀式の変化 ほか)
第5章 老いをどう捉えるか(捉え方の問題点;老いを迎えた者からの死 ほか)
著者等紹介
内海正彦[ウツミマサヒコ]
1930年、広島県府中市に生まれる。広島県立府中中学校、大阪医学技術専門学校を卒業後、大阪市立医科大学付属病院、国立福山病院に勤務。1955年、府中市にて接骨院を開業。1972年より沖正弘師主宰、宗教法人ヨガ修道場の国際講師を委嘱され、日本各地、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、台湾、オランダなど、世界十一カ国を巡回講演。1981年より財団法人広島県社会保険協会の健康づくり事業講師を委嘱され、県内の企業、年金受給者協会、老人会、PTAなど各種団体の巡回講演をする。1996年、静岡県下田市に「自然学園けんこう村」を開設。農業とヨガの指導をする。2002年、哲学堂老人ホームへ入所、著作に専念する
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