道

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784835549927
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

病、老い、夫婦愛、そして死…様々な人間の様々な人生を、人間味豊かな筆致で描くヒューマン・ドラマ。度重なるガンの転移による苛酷な治療と手術を経て主人公黒川謙一がたどり着いた境地とは?生きることの意味を今、あなたに問う。

著者等紹介

内村仁三[ウチムラジンゾウ]
本名、田中省三(たなかしょうぞう)。昭和20年八王子市に生まれる。昭和44年群馬大学医学部卒業。昭和54年医学博士。昭和63年日本内科学会認定内科医。平成2年日本リハビリテーション医学会認定臨床医。平成4年内科医院開設。平成12年内科医院閉院
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Midori Nozawa

7
実兄の書いた本。再再読しました。実は私右足首関節の脱臼骨折により、5月12日から7月6日まで8週間の入院生活を送りました。幸い今では杖を突きながら歩行できるまでに回復しました。久しぶりに読書メーターに投稿しています。眠れぬままに読んだこの本ですが、兄が52歳で腎細胞癌が分かり、58歳に逝去するまで、妻と交わした会話などを通してあの日々を追体験できました。3歳違いの兄は今も私にとって、あこがれの人。この兄がいたから、私もデンマーク語から日本語翻訳出版ができました。入院中もそして今もデンマーク語が私の命です。2023/07/15

Midori Nozawa

5
読友さんが感想を寄せてくださったことで、再読しようと思い立ちました。一面の雪の上を歩く主人公謙一は思わず高村光太郎の「僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる…」「道程」を思い浮かべます。52歳で癌患者となってしまった兄(本著では主人公謙一)は病気になったことで新たな道も楽しむこともできたようです。道は未知とも通じる。誰にも未来はどうなるか分からない。それにしても腎細胞癌の兄の受けた治療からくる、副作用の数々はあまりに酷だったです。癌治療法が克明につづられています。妻と二人で病に対した姿が目に浮かびます。2017/06/25

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