内容説明
果てしなく澄みきった空の青さに手をのばせば今生きてあることをつくづくと感じ、心のひだからつむぎだされた抒情のかけらに生命が、愛が燃えたぎる―。峻厳な視線、崇高な魂が歌い上げた珠玉の528首を収録。
目次
1 のこんの灯り(朝の詠唱;君はまぼろし;花道のなく ほか)
2 時雫(時の嵩;夕影法師;空気の色 ほか)
3 階踏む音(沢水の音;おのが座;時積むごとく ほか)
著者等紹介
田中雪枝[タナカユキエ]
1919年12月鳥取県生。元教員、労働基準監督官。牧水夫人若山喜志子に師事。『創作』を経て創苑短歌会指導、現在に至る。第19回『短歌研究』新人賞次席入選。歌集『時雫』は日本自費出版第一回文化賞部門入賞
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