内容説明
移り行く社会を眺め、そこに息づく問題点を、著者独特の視点で、簡潔かつ軽妙な語り口で綴った珠玉のエッセイ集。
目次
泉のほとり―その美しい響き
浮世車―タクシーに土地の薫り
オリンピックの年―心にわき出すマグマ
シングル考―でも「かまやしない」
英会話学校で―日本を知らない生徒
ムタボールの話―亡き父との思い出
ぱそこんこん―そろそろ恋も終わり?
欠席のひと―妥協も媚びもない瞳
ドイツ冬物語―切実な「春への憧れ」
車中の「風景」―今の若い人は全く…〔ほか〕
著者等紹介
辻由子[ツジユキコ]
1952年札幌市生まれ。東北大学文学部卒業。87年「晩春社へ」で福島県文学賞準賞、作品集「幸福な島」(’95年)宇都宮市在住、福島県現代詩人会会員。「自由人」同人
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