内容説明
戦争で夫を病気で子供を亡くした悲運を乗り越え、無力な800人以上の子供たちを育てあげた波瀾に満ちた人生を精一杯生き抜いた女性の感動的な生き様。尼僧として、数多くの子供たちの里親をつとめ、児童養護施設を運営してきた一人の女性の希有な生き様を率直に物語るエピソードの数々。滲み出てくる子供たちへの深い愛情と、その愛情に支えられた子育て観は、教育の荒廃する現代に、まさに貴重な教えと警鐘を与える。
目次
第1章 満開の紅梅の下で
第2章 蓮のうてな
第3章 一粒の種から
第4章 母子草
第5章 ひまわりの花のごとく
第6章 花ごよみ
第7章 翔べ!たんぽぽのわた帽子
第8章 つつじの花に囲まれて
第9章 さまざまな花に出会いて
第10章 銀杏の木を仰いで