老母絢爛、木石も動く―天衣無縫の人記憶衰え、薄情息子も献身!

老母絢爛、木石も動く―天衣無縫の人記憶衰え、薄情息子も献身!

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  • サイズ 46判/ページ数 282p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784835545325
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

誇りと突張りの母。衰えてより輝き、わが道を走り続けた息子が立ち止まる時。寝たきりも起きる究極の男の介護。明るく聡明に労苦を乗り越えてきた母親の体と記憶に老人性の衰えが来た時、長期休暇もある息子さんは在宅介護を思い立たれ、並々ならぬ努力でリハビリなどに効果を上げられた貴重な記録。

目次

1 寝たきり宣告の86歳一月で歩く(介護とリハビリ、一月の記録(八月八日から九月十日までの毎日)
病院、介護老人保健施設、自宅における試行錯誤の八ヵ月(九月十七日から翌年五月七日まで、折に触れての日記)
終の住処となる特別養護ホーム藤寿苑、入苑初期(五月八日から二十八日にかけて、とびとびの日記)
落ち着いた日々とリハビリ(九月一日、二日、十一月七日、九日))
2 流浪のタミ神の如く、鬼の如く、幼子の如く(生い立ち(京都)
栴檀は双葉より香ばし
出奔(京都→東京→北海道)
姉の家へ(京都) ほか)

著者等紹介

一川周史[イチカワシュウジ]
昭和13年1月、京都生まれ。京都府立洛北高校卒。パリ大学仏文学部卒、同大学院文学修士。22歳でフランスへ。多くの巨人たちとの出会いと発見、練習と数々の舞台、加えて放縦な生活とヨーロッパを股に掛けた毎年の野宿とヒッチハイクの“1日1ドルの旅”は10年に及んだ。70年から5年、京都比叡の麓で古典文学、仏教、伝統芸能、武道三昧の生活に入る。37歳の中年学生としてパリ大学の仏文科に5年の留学をし、中世文学修士他多くの資格を取る。80年日本に戻り、教師の生活。最難関の冠詞の解説本を書きロングセラーとなる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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