内容説明
軍人の父をもつチコは田舎で母と祖父母の四人で暮らしている。戦時中だが、都会に比べるとのどかであった。しかし疎開で来た都会の転校生や、身近な人たちの戦死の知らせに接するにつれ、幼いチコは次第に戦争を実感していく。空襲、そして終戦。写真でしか記憶にない父の復員。なかなか「お父ちゃん」と呼べないチコ…。
著者等紹介
玉置千代[タマキチヨ]
昭和11年生まれ、三重県伊勢市在住。愛知子どもの本創作会会員。三重児童文学の会会員
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