内容説明
昭和14年、国策として新設された工業学校を舞台に、皇国教育の下、教員同士の対立と生徒との交流、教員の徴兵などを経て、敗戦に至る中で、さまざまな思惑と偶然から廃校となり、無人となった母校に夕日が大きく輝きながら沈んでいく(廃校)。昭和20年、終戦で生還した学生が帰郷した広島で母と姉を原爆で失い、病に倒れるが、従姉の看病で回復。やがてふたりは共同生活を始め、次第に純粋な愛が生まれるが…。運命に翻弄される悲しいふたりの物語(散華)。
著者等紹介
柳田泰之[ヤナギダヤスユキ]
1926年7月大阪で生まれる。広島高等師範学校卒業。大阪市立都島工業高等学校工業化学科長。大阪市教育委員会勤務。大阪市立思斉養護学校長。大阪市立生野工業高等学校長(同校勤務中、日本工業化学教育研究会会長。同校退職後、現在も同研究会顧問)
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