白骨街道 死の転進―食べること生きること死ぬこと

白骨街道 死の転進―食べること生きること死ぬこと

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  • サイズ 46判/ページ数 98p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784835539898
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

中隊45名の内、42名が餓死等により熱帯の露と消えた、太平洋戦争時における、ニューギニア山中での飢餓転進(退却)の生々しい記録。

目次

敵の魚雷艇によるお見送り
食糧と死人
餓死
屍の山
栄子さん自決
仲矢兵長
恐ろしいできごと
海へ
糞づまり
水が欲しい
自殺決行
隊長の死
北陸の兵隊
銃殺刑
ついに、目的地イドレに

著者等紹介

小田切重徳[オダギリシゲノリ]
1946(昭和21)年6月名古屋港に上陸復員。1947(昭和22)年5月28日北巨摩郡塩崎村役場奉職。1955(昭和30)年3月5日町村合併により双葉町となる。1965(昭和40)年5月1日振興課長。1970(昭和45)年5月15日総務課長。1971(昭和46)年7月13日収入役就任。1975(昭和50)年12月29日助役就任。1996(平成8)年4月双葉町社会福祉協議会会長に就任。2001(平成13)年7月会長退任。現在に至る
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感想・レビュー

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Ted

2
日本軍の敗色も濃い昭和19年夏、ニューギニア戦線で「生存率5%」という想像を絶する“転進”を強いられた末に、辛くも生き延びた一下士官の手記。第2部は、退却先の村での先住民との交流を描く。「情景や心理描写で稚拙の域を出ない文章」と著者は言うが、あまりに惨たらしい経験の連続だったため、敢えて書こうとしても本能的にブレーキがかかってしまったのではないだろうか。本当は何があったのか、その行間から想像するほかない。2010/05/25

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