内容説明
山峡の寒村に生まれ育ち、娘時代に都会に出た真紀。祖母や母親らと同じく懸命に働き、恋をし、悩み、結婚する…。やがて海外まで物語の舞台を広げ、母と子たちそれぞれの成長と哀歓、家族のきずな、夫婦間の心の機微と葛藤をリアルに描く。長年月のその歩みを通して、現代庶民の生き方、祈りのこころ―そのありようを模索する。
著者等紹介
御園大介[ミソノダイスケ]
本名・喜博。1925年、長野県諏訪群生まれ。東大農学部大学院修了後、大阪府立大学、岐阜大学、名古屋経済大学に勤務し、農業経済・農村問題の研究および教育に従事(岐阜大学名誉教授、農学博士)。この間、日本農業経済学会副会長、農産物市場研究会会長、中部農業経済学会会長を歴任。定年退職後、文芸関係の文筆活動にも従事。中部ペンクラブ会員
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