内容説明
南方の戦地チモール、ジャワにはじまった句作は、いつも生活と共にあり、何気ない日常の風景を１７文字の美しい詩によって描き残してきた。郷土日田を愛した“俳人”正路の半生を俳句と写真でつづる。
目次
南十字星‐兵隊の頃―昭和二十年頃‐昭和二十二年
絆‐家族―昭和二十七年‐昭和四十七年
四季‐郷土日田―昭和四十八年‐昭和六十三年
歳月‐晩年―平成元年‐平成四年九月
著者等紹介
長尾正路［ナガオマサジ］
本名正二。大正２年（１９１３）２月１１日、大分県日田市生まれ。昭和２年（１９２７）日出男子尋常高等小学校高等科卒業、久留米志波自転車に入店、自転車業を修業。昭和１０年（１９３５）５月１０日、日田市で自転車店開業。昭和１６年（１９４１）９月１０日応召、入隊。台湾を経て南方ジャワへ。昭和２２年（１９４７）３月２２日、復員。同年自転車業再開。昭和２３年（１９４８）９月１日、結婚。平成３年（１９９１）３月、自転車店廃業。平成４年（１９９２）９月２５日、脳溢血で倒れる。元日田俳句会々長、元咸宜大学俳句講師、元「冬野」所属、元日本伝統俳句協会々員
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