内容説明
戦中戦後、激しく揺れ動いた現実の中で、ひたむきに生きた一京都人の姿を様々な出会いや自己凝視の中から浮き上がらせた心情的昭和史。
目次
歴史の視点
わが心の昭和史―自分史の試み
霧の彼方から―ある挽歌
崩れゆく虚像―日本文学の「危機」ということ
風景について―荷風論ノート
旅情
読書と私
架空の虹のごとくに―三尾公三の世界をさぐる
アジアの胎動―ネパール・インド・スリランカ・タイをめぐって
旅さまざま〔ほか〕
著者等紹介
岡田宗一郎[オカダソウイチロウ]
大正13年12月、京都府与謝郡三河内村にて生まれる。高松高等商業学校(現・香川大学経済学部)卒業。この間、熊谷陸軍飛行学校より第8飛行師団に属し台湾にて敗戦を迎える。昭和25年3月、同志社大学文学部(美学、芸術学専攻)卒業。京都市立西京商業高等学校定時制主事、市立白河養護学校長、京都市教育委員会首席指導主事、京都市コンピュータ教育センター所長などを歴任。退職後11年間、京都文教女子高等学校社会科講師
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