内容説明
期待の女子マラソンランナーがレース中突然死んだ。その裏では大会を中止させようとする脅迫電話があった。被害者はなぜレース直前に、長い髪をばっさり切ったのか?真相を追うレポーターが直面した驚天動地のトリックとは?怒りを抑え哀しみに耐える心に、あらたな屈辱がふれると、人はアレルギー反応を起こす。美容界で活躍した著者が描く殺意と哀しみの人間模様。推理界初の本格コスメティック・ミステリー。
著者等紹介
松本泰人[マツモトヤスヒト]
1948年香川県高松市生まれ。1976年日本新鋭ヘアデザイナー、ベストテンに選ばれる。1982年CIC世界美容大会(パリ)プレゼンテーションステージ日本代表。TV「ルックルックこんにちは」変身コーナー、レギュラー出演。1989年小説「ひとりだけの儀式」で第24回香川菊池寛賞受賞
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