内容説明
少年が物心ついたとき、母はいなかった。夢でしか逢えない母を必死に求めながら、異国の貧しい開拓地で逞しく生き抜く少年。心温まる筆致で、愛と生命の尊さを描いた掌編集。
著者等紹介
佐野暁声［サノギョウセイ］
本名・佐野堯。ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市郊外グァルーリョス市生まれ。同じく郊外のスザノ市で幼少時代を過ごした。バブル景気の当時、来日。労働生活をしながら当時の思い出を元に、十二年がかりで、『夢には逢える母なれど』を書いた。日本語、ポルトガル語、スペイン語の三ヶ国語を話す
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