内容説明
与謝野晶子の詩「君死にたまふことなかれ」と戦没学生の手記『きけわだつみのこえ』そして「無言館」に展示されている戦没画学生の遺作からわれわれは何を受け止めるべきであろうか。
目次
1 近代日本の戦争における個人と国家との関係
2 与謝野晶子の詩「君死にたまふことなかれ」における個人と国家との関係(「家」対国家;個人の自由と天皇崇拝;「思想言論の自由」による芸術 ほか)
3 戦没(画)学生の手記および絵画制作における個人と国家との関係(家族対国家;「自由主義」;戦没(画)学生における芸術と戦争との関係 ほか)
4 日常生活と戦争との関係
著者等紹介
幸津国生[コウズクニオ]
1943年東京生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。都留文科大学勤務をへて、ドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学(Dr.phil.取得)。現在、日本女子大学勤務
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