内容説明
国語の授業がいちばんむずかしい。その国語の教師として三十余年を過してきた著者が、真に子どもたちの「認識力」「思考力」を育むための、日本語における思考のしくみを整理、体系化。すべての国語教師に。そして、すべてのお父さん、お母さんに贈る著者渾身の論考。
目次
第1部 国語の授業と思考ユニット(三つの授業と思考ユニット;国語力をつけるための国語の授業)
第2部 思考ユニット決め出しのための基礎事項(認識の姿をとらえた日本語の文型;文型による文の種類分け ほか)
第3部 日本語における思考ユニット(二文間に時間的展開のない思考ユニット;二文間に時間的展開のある思考ユニット)
第4部 思考ユニットによる教材・授業・作品の分析(文章構成のとらえと文章構造図;文章分析と教材性の見出し ほか)
著者等紹介
湯沢正範[ユザワマサノリ]
1932年(昭和7)2月長野県上伊那郡中川村にて出生。1955年(昭和30)3月信州大学教育学部卒業。1955年(昭和30)4月国語教師として教壇に立つ。1968年(昭和43)2月下中賞受賞。1991年(平成3)3月伊那市立伊那北小学校長を最後に退職。1996年(平成8)10月中川村教育委員長に就任。1997年(平成9)11月博報賞受賞
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