内容説明
森にひとりで住むトリーにステキな友だちがやってきた。一番大切なもの、それは思いやる心。あったかくてちょっとせつない優しさを抱きしめて。字のない絵本が語りかける透明な世界。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
160
柔らかな落ち葉のふとんから目を覚ました小さな森の子トリー。まだまだ冬は続くけれど、もっと小さな雪だるまをたくさん作って友だちを増やして楽しんでいる。寂しいからって一つだけ一緒にお部屋に持ち帰ったんだけど、暖炉の前に置いちゃったから…ほらほら、慌てたトリーのかわいいしぐさ。笑ってる。もう一つは老鳥を助ける物語。ことばのない絵本から暖炉のぬくもりやトリーのやさしさが伝わってくる。大丈夫?これ食べられる?まだ少し冷えるから一緒に落ち葉にくるまっていようね。もうそろそろ春がやってくるから。もう少し眠っていようね。2023/03/11