念仏歌集 濁にしまぬ蓮のごとく

念仏歌集 濁にしまぬ蓮のごとく

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  • サイズ B6判/ページ数 100p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784835521855
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

内容説明

この作品でつかわれている言葉は平易であるが、仏に対する著者の熱い思いが込められていて胸を打つ。著者は「救われたいという自分自身もなくなって南無阿弥陀仏は“空”の別名」と言っているが、念仏によってこうした境地にまで達するというのは、普通の人間にとっては驚きであろう。全体をおおっている静謐さと内に秘めた情熱の焔、自分の内面をみつめつづける姿勢が全篇を支えている。

目次

念仏歌が生まれるまで
念仏歌
念仏伝―賀古の教信を慕いて
念仏論(著者注釈)

著者等紹介

高木和男[タカギカズオ]
昭和25年12月生。名古屋市千種区在住。18歳の頃より人生に対する強烈な恐怖感に悩み続ける状況のままで、昭和49年3月、南山大学卒業。学生時代は聖書・仏教書・文学書の耽読にあけくれる。同年4月、平凡なサラリーマンとなる。同時に、千種伝道教会に日曜日ごとに通い、23歳と28歳のとき2回にわたって洗礼寸前までいったが、2回とも決心がつかず断念。しかしながら、阿弥陀如来の意味もわからず、32歳のとき名古屋バプテスト教会にて、ついに受洗、クリスチャンとなる。やぶれかぶれであった。聖書中心の生活を続けるなかで40代に入り、サラリーマン生活もいよいよ重くなり、大腸ポリープや自律神経失調症になり、2回にわたって休職する。なにもかも失くし、重なる休職中の「賀古の教信」との出会い、そして、そんな苦闘のなか突如、弥陀の本願を直覚させられ、自然に南無阿弥陀仏が口をついて出るようになる。読書も雑読乱読のなかから『歎異抄』一冊のみに集中し、数年間『歎異抄』だけを読み続ける。自然に暗唱してしまう。そして、その後『歎異抄』も必要なくなり、ただ念仏だけの生活となり現在に至る。大学生の長男、高校生の次男、中学生の長女、二男一女と妻の5人暮らし
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