内容説明
15歳の少年がたったひとりで留学した。学生寮でプレステに興じ、行列に割り込む中国人に腹を立て、屋台の羊肉串を愛し、世界遺産の未来を憂い、柳の枝を手折って別れの挨拶とした遣唐使の時代に思いを馳せる…。
目次
上からの文化政策
三輪荷車
風土により規定される街と文化
不見棺材不掉涙
中国人の自然観
偉大的中国人
礼儀の国
中国人と飲む―ワリカン星人の敵
紙は地球に優しいか?
ツボづれなるままに〔ほか〕
著者等紹介
前田考歩[マエダタカホ]
1978年11月30日生まれ。三重県北牟婁郡紀伊長島町出身。中学を卒業後、94年4月、15歳で単身中国に留学。目的は中国の歴史に興味があったことと卓球修行。一年で卓球は挫折。その後、個人的に知り合った史建群老師に一年間にわたって中国の歴史を教授してもらう。この史老師に惚れこみ、96年9月、鄭州大学文博学院歴史系入学。2000年6月卒業
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