内容説明
あなたは現在をどのように生きていますか?何か大切なものを置き去りにしていませんか?はるか中国大陸奥地から懐かしの祖国へ―。残り半生を夫とともに僻地教育にかけた一女性の戦後史。戦争を知らない人たちにその恐ろしさや悲惨さを知って欲しい。
目次
1章 「嗚呼、さらば興安よ」(終戦四十年を迎え、戦争を知らない人々のために贈る私からの言葉;その後の引揚者)
2章 上野村での第二の人生(上野村の昔と今;村長のアイデア―親戚村・ふる里村と物産;老人ホームと診療所;上野村西小学校の移転;私たちが上野村へ行ったきっかけ;いよいよ上野村へ出発 ほか)
著者等紹介
柴崎芳子[シバサキヨシコ]
大正元年11月埼玉県深谷市に、材木問屋の娘として生れる。東京女子高等ミシン学校卒業、小、中学校家庭科教員免許修得。渋沢栄一宅でお針の指導を行う。柴崎種吉と結婚、渡満、昭和20年8月8日ソ連軍の侵攻と同時に引揚者となり帰国。帰国後、夫、種吉と共に群馬県上野村本谷にて僻地教育に携わる。その後上京、東京での生活をへて、埼玉県岩槻市に15年、晩年は大宮市へ移り住む。平成7年2月27日、享年83歳
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