内容説明
哀感あふれる戦時下の青春。戦争の虚しさと悲しさを伝える「消えた中隊」。開戦前、日朝両国の子供たちが育んだ、のびやかな友情を、生き生きと綴る「露営の歌」。鋭い観察眼で、蟻の生態と自らの内面を凝視した「蟻を観る」ほか7つの掌編。
目次
露営の歌
消えた中隊
蟻を観る
もうひとつのふるさと
猫のはなし
故国の秋は
坂道
手紙
青春
高輪界隈
著者等紹介
近藤朝子[コンドウアサコ]
1930年(昭和5)東京生まれ。札幌の朝日カルチャーセンターで、放送作家、故作々木逸郎氏の随筆講座を受講、のち同センターで朝日新聞の村野坦、斉藤信也両氏の文章教室を受講。また作家、伊藤桂一先生の小説教室で、小説の基本を受講。10年あまり休筆して現在に至る
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